四国の文明開化の地・川之石で明治初期に創業。
八幡浜市保内町の老舗和菓子屋・一笑堂本舗さん謹製「黒タルト」です。
愛媛県で「タルト」といえば、カステラ生地で餡を巻いて作るロールケーキ状のこのお菓子。
もともとは、江戸時代の初めに松山藩主・松平定行公が長崎でポルトガルのお菓子に出会い、その製法を松山に持ち帰ったことから愛媛県内に広まりました。
今では茶菓子等として愛媛県民の暮らしに馴染んでいるほか、旅行のお土産としても定番になっている愛媛の銘菓です。
一笑堂本舗さんのタルトは、黒・赤の2種類。
こちらは柚子餡 (こし餡に柚子ペーストを練り込んだ餡) を巻いた「黒タルト」です。
昭和59年(1984年)に東京の明治神宮外苑で開かれた第20回全国菓子大博覧会では通商産業大臣賞を受賞し、その味は全国でも認められています。
上品な甘さと柚子の爽やかな香りをお楽しみください。